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へっぽこデザイナーが書く備忘録ブログ

UX KOBE vol.03に行ってきましたよ。

      2014/12/09

4/19にKIITOで行われたUX KOBE VOL.03「ユーザー評価(観察法)」に参加してまいりました。

これ今回からほぼ毎月開催されるそうですが、たぶん年中参加すると思います。

というのも、就職先の会社にはデザイナーがいないという、だいぶまれなタイプの新卒入社で、入社後は独学バリバリで頑張ることが求められいるので、今から勉強しておきたいと思っているからです。

(一応書いておくと、「デザイン?新卒が何言ってんだ?」みたいなとんでもない会社というわけではありません。プログラマーさんはある程度のデザインに対する理解はあって、最低限の上下関係はありますが、正しいことはしっかりと伝わるとてもいい会社です。余談:自腹ですけど、お昼ごはんがとてもグルメです。)

( ˘ω˘)<尊敬する建築家安藤忠雄も独学で頑張ったんだし、僕も独学で…とちょっと思っているのは内緒

UXを勉強する意味

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"SMMW14" by TopRank Online Marketing

UXがわからないという方はこちらの記事がとても良かったので、ぜひお読みください。→UXデザインというものについて

最近のアプリ・デザイン業界ではよく言われていることですが、UX(ユーザー体験)がとても重要視されてきています。それはどんなにアイデアが独特でもデザイン的に美しくてもUXが悪ければ「効果は悪く、長くは使われない」本来の役割を果たさずに終わってしまうからです。

せっかく就職して、会社の強みでもある優秀なプログラマー達に私が考えたデザインを動くようにしてもらうからには、UXの良い、日持ちするアプリを作りたいと考えています。

この日持ちのするというのは、最近、Twitterや何かの広告で薦められたら、とりあえずそのアプリをDLして使っていますが、使いにくいアプリがほとんどです。

これはずっと使うかなとか、デザイン参考にできるなと思ったアプリは4つくらいしかありません。

このすぐに使わなくなるアプリが、日本のApp Storeランキングの上位を占める「一発屋系」のネタアプリだったら良いのですが、酷いアプリがどう考えても長く使われることを想定しているWebサービスのアプリであることが多いので、これからUXを学んで、良いアプリをリリースできれば、新しい強みにもなり、会社にも貢献できると考えてます。

ちなみにずっと使うなと思ったアプリは以下の4つ。最後のPaper以外は日本のApp Storeでダウンロードできます。

Presso:ソーシャルニュース まとめもブログも話題のニュースをお届け - 株式会社はてな

pplog - Satoshi Ebisawa

Waterlogue - Tinrocket, LLC

Paper – stories from Facebook - Facebook, Inc.

(このアプリの話については別の記事で詳しく書こうと思います。)

UX KOBEの内容

IMG_6081全部で五時間ほどで、45分ほど講師の浅野 智さんの講義があって、その後ワークショップで実践するというスタイルでした。

ワークショップでは受講生をグループ分けし、そのグループで1つのサイトを検証するものでした。他の班がどうだったのかは知らないのですが、私の班はその検証するサイトを制作したディレクターさんとプログラマーさんとその制作会社のデザイナーさんが参加されていて、かなりリアルな検証と話ができました。

今回の記事は読む人向けに、講義とワークショップを分けずに書きたいと思います。あと、ワークショップを通して講義の内容は理解できたのですが、講義だけ書くとあんまり何もわかっていなかったのと、書くのが複雑なのでスライドの内容をまとめたものを書こうと思います。

ちなみに上の本はUXを勉強するにはとても良い本だとセミナー内でオススメされていました。興味のある方はぜひ。私はそのうち買います。

良いUXを創出するには?

"Here Comes the Sun!" by Sharon Mollerus

"Here Comes the Sun!" by Sharon Mollerus

良いUXと言いますが、何が良いUXなのでしょうか?スライドから持ってきました。

良いUXを創出するには

人間中心設計(ユーザー調査と分析)がベースにあるという考え方が世界基準

  1. 利用者/対象者を正しく知る
  2. 問題を定義する
  3. 問題解決のためのデザインをプロトタイピングしながら行う
  4. デザインが機能しているか評価する
  5. ビジネスとしてのエコシステムまで落としこむ

良いデザインを生み出すのも共通して言えるかもしれません。

今回は「4.デザインが機能しているか評価する」ところでユーザーが製作者の意図したとおりにサイトを使っているのか検証しました。

ユーザー評価とは?

"Composure Under Pressure" by The U.S. Army

"Composure Under Pressure" by The U.S. Army

ユーザー評価はISO13407で定義されていて

特定のユーザによって・特定の利用状況下で(ユーザー調査)

指定された目標を達成するために用いられる際の有効さ・効率・ユーザーの満足度(ユーザー評価)

これがユーザビリティ(使いやすさ)に繋がる

と定義されています。

このISO13407については講師の浅野さんが書かれた記事が詳しいです。 → ユーザ中心設計

そして評価の手順は

  1. 何を評価するのか明確にして
  2. 評価方法を選択 評価の専門家・開発者・ユーザー
  3. 評価と分析

ゴールを明確にするのは大切なことですね。うんうん。( ˘ω˘)ウマクコメントデキナイ…

評価の手法や事例の紹介があったのですが、それはこちらが詳しいです。

ユーザビリティの評価手法 (その1) : ヒューリスティック評価

UX Shizuoka ユーザー評価 2013年07月20日

事例の紹介にあったのですが、SNSを使った収集が有効であるというのがすごく共感できました。

みっちり考える仮想ペルソナ

"Personas" by Nicolas Nova

"Personas" by Nicolas Nova

どういうユーザーを想定するのか、ペルソナとそのシナリオを考えます。この時、ユーザー評価の場合はあまり細く書いてはよくないそうです。

あと、キャッチフレーズをつけるとわかりやすくなるとか。

アクティブシナリオとインタラクションシナリオ

"Gamla Stan" by Miguel Virkkunen Carvalho

"Gamla Stan" by Miguel Virkkunen Carvalho

アクティブシナリオでは具体的にどういう手順で目的を達成するのかではなく、あまり言語化せずにユーザーの行動を考え、

インタラクションシナリオで書き換え=デザインして、具体的にどういうツールを使って目的を達成するのか文章にします。

このアクティビティシナリオは閲覧、使用するデバイスがPCやスマホ、将来的にはウェアラブル機器に変わっても対応できそうです。

2つのシナリオを作成した後に次のユーザーテストの為の行動フローを作成しました。

パイロットテストとユーザーテスト

"test" by DaveBleasdale

"test" by DaveBleasdale

このテストではどこでユーザーが詰まったのかわかるようにNE比というものを算出します。これも浅野さんのブログが詳しいです。 → NE比

これを算出するために、まずパイロットテストとしてサイトの製作者をエキスパートとして作成したフローに従って目的を達成してもらいます。

そして、そのサイトのことは何も知らない方をテストユーザーとして連れてきて、同じくフローに従って目的を達成してもらいます。

このテスト時にエキスパートもテストユーザーも、画面内での動きなどを綿密に記録を録って、どこが使いにくかったのかをはっきりさせます。

私の班ではパイロットテストはディレクターさんに、テストユーザーは他の班から使用が考えられるペルソナに近い二人の女性の方にしてもらいました。

テストした結果、使いにくいと感じている部分がいろいろ出てきて、そういう使い方をするのか!!と発見になったこともありました。

ブレスト

"Brainy vs. Brain (317/365)" by JD Hancock

"Brainy vs. Brain (317/365)" by JD Hancock

ユーザーテストで記録した映像を見ながら、行動フローごとにどこが分かりにくかったのか、改善策をブレストしながら答えを出していきました。

このブレストした内容と実際に映像から言葉を書き起こしたものを照らし合わせ、次回、プレゼンをします。

まとめ

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正直、最初の講義で何を言っているのかさっぱりだったのですが、実際にテストしてみてとても勉強になりました。

あと、Webデザインにも使える話もあり「グローバルナビゲーションは5±2がベスト」「シーンを3つ4つ持つサイトは良いサイト」「シンプルな動きが大切」「HOTELや不動産のサイトの検索がよく考えられている」などいろいろ聞くことができました。

次回も参加します。

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